■こだわりのるつぼ
- DLNAサーバーを立てよう(Universal Media Server導入編) -

・Universal Media Serverについて
Universal Media Server(以下UMSと略)は、有志によって開発が続けられているPS3用のDLNAサーバーソフト・PS3 Media Server(通称PMS)に、さらに有志の方が独自に機能を拡張して各種DLNA機器に対応させたもので、オープンソースのフリーソフトとして公開されています。

本項では筆者の手持ち機材の都合、PS3とXbox360での接続方法について解説しますが、UMSは標準状態あるいは各種プラグインの導入によって様々なDLNA機器に対応できます。まあPS3とXbox360だけなら本家PMSでも普通に動かせちゃうんですけどね・・・。

・本体プログラムのダウンロード
プログラムを配布している公式サイトはこちら。

【公式サイト】
Universal Media Server
http://www.universalmediaserver.com/

ダウンロードファイルの場所

Windows版の場合は、矢印で指したWindowsマークをクリックするとダウンロードページに移動します。

JAVAで書かれたソフトなのでその他のOSの場合も、インストールした後の使い方は同じになっている・・・はず。

・プログラムのインストール
ダウンロードしてきたexeファイルをダブルクリックすると、インストーラが立ち上がります。

とりあえず”next”をクリック

インストールフォルダを変更する場合はここで指定

UMSで使用するメモリの量を設定。通常は変更しなくて構いません

UMSで使用するAviSynthというフリーソフトがインストールされていない場合
ここで追加インストールを求められます。入ってないとちゃんと動かないので
”はい”を押してインストールします

AviSynthのライセンス同意画面

インストールファイル選択。UMSを使うだけなら一番上のチェックが外せない
データ以外必要ないので外してしまっても構いません

インストールフォルダを変更する場合はここで指定

AviSynthインストール終了。”Finish”を押すとUMSのインストールに戻ります

UMS本体インストール中

この画面になったらインストール終了です

”Run Universal Media Server”にチェックしたままインストーラを終了すると、UMSが自動で立ち上がります。

・JAVAが導入されていない場合の初期設定
JAVAランタイムがインストールされていない場合、初回起動時にJAVAのインストールが勝手に始まります。

「おっちゃんJAVA無いと動けへんのや。今持ってくるけんな」

が、失敗!!

JAVAの自動インストールは失敗することが割とよくあります。
その場合はJAVAの公式サイトからインストールファイルを調達して、別途インストールしてください。

-

ようやく起動・・・と思いきや、その前にWindowsファイアウォールが有効になっている場合、JAVAが外部と通信するのを許可していいか確認する画面が出ます。

セキュリティの重要な警告

外部からアクセスできるようにしておかないと、もちろんPS3やXbox360からもアクセス出来ませんから、”アクセスを許可する”を選択してください。

-

各種設定に問題がなければ、起動後しばらく待つとネットワーク上にあるDLNAクライアントがメイン画面に表示されます。

メイン画面

Xbox360側から見た場合

5分くらい待っても赤いエラーマークが緑のチェックマークに変わらないときは、上記のJAVAのアクセス許可設定や、次ページの[ネットワークデバイスを指定][Default renderer when automatic detection fails]の設定を変更してみてください。