最近のパソコンパーツは性能と消費電力のバランスが非常に重視されるようになり、一昔前にあったような「少し中身をいじっただけでマシンが熱暴走する」というようなことはほとんど無くなりました。
しかしうちのサイトの様子を見ていると「後付のグラフィックカード(VGA)を取り付けたらその発熱で熱暴走するようになってしまった」とか、「夏場になるとどうしてもPCの調子が悪くなる」といった理由でこちらを訪問される方は逆に増えているようです。
オンボードVGAと拡張VGAの発熱量が、PCにあまり詳しくない人には想像できないくらい違うようになってしまったとか、PCの低価格化が進んで冷却システムにほとんど余裕がないものまで売られるようになってしまったとか、理由は色々あると思いますが、いずれにせよPCを扱ううえで温度管理の重要性が増しているのは確かなようです。
温度管理によってPCシステムの安定を図ることは非常に有効です。
新しいパーツを導入したときや、室温が大きく変わる季節の代わり目などには、メンテナンスの一環として温度管理ツールを使用したチェックを行うのが望ましいでしょう。
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ASRock 880GM-LE |
細かな設定不要、プログラムを起動するだけででCPU・VGA・HDD・ファン回転数・バッテリー残量など様々なPCパーツの情報(表示できるパーツの種類はシステムによって異なります)が表示できるフリーソフトです。
とりあえず試してみたい、必要な時だけプログラムを起動してPCの状態を確認したいという方にお勧めです。
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HWmonitorの使い方ガイドはこちら
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Core Tempメインウィンドウ |
Core TempはCPUのコア温度やその他の情報を表示できるCPU専用のツールです。
軽量・軽快なソフトなので最小化して常駐させておくこともできますし、測定したデータを後に述べるWindowsガジェット等に渡してデスクトップに常時表示させたりすることも可能です。
K7コアAthlonやPentium3/4/Dなど古めのCPUには対応していません。
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Core Tempの使い方ガイドはこちら
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Windowsガジェット |
Windows Vista/7で使用できるWindowsガジェットにもCPUやVGAの温度を表示できるものがあります。
本項では特にベーシックな2つのガジェットを紹介します。
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Windowsガジェットの使い方ガイドはこちら