■こだわりのるつぼ
- PCケースを自作する・その2 -

・大枠を考える
その2の最初は全体の配置とエアフローを図にしてみることから始めます。

CADを使ってイメージを固めてから作る人もいるようですが、自分の場合思いつきで設計が変わることなど日常茶飯事なため、設計図は書きません。今回掲載しているのはチャットしながら「これでどうだろう?」と知人達に聞いて回ったときのもので、全部一人でやるなら無くても困るものでは・・・。まあサイトで解説をやるには困るんですけど。

・机の上に置いても邪魔にならないサイズ
・向かって右側を開いてメンテナンスする → マザーボードを天地逆配置
・大容量タイプを搭載できるよう、3.5インチHDDを使用。数は2つ
・5インチベイはDVD-RドライブとバックアップHDDを突っ込むためのマウンタで計2つ
・電源はファンレスのACアダプタで済ませる
・ケース下面から大型ファンで吸気。CPU-ノースブリッジ-拡張スロットとエアフローが回るようにする

これが

設計大枠

こうなる。

前から見ると

設計大枠 前から見た図

こんな感じ。
ファンコン等デバイス内蔵部の後ろ半分に14cmファンがつきます。
全体のサイズはこの時点でも決まっていません。

・CDドライブの固定方式
全体のサイズを決めるには先に5インチベイドライブの固定方式を決める必要があったようです。

5インチベイドライブは使用頻度の割に固定が厄介で、多くのネジを(通常はドライブ一基につき6~8本)通す穴を正確な寸法で開けなければならず、さらにドライブマウンタをケースに固定する方式の場合はドライバーがケースの両側からマウンタにアクセスできるようにする・・・つまりサイドパネルを両開きにするかマウンタを取り外しできるように作る必要が出てきます。

ケース(またはマウンタ)の両側からネジ止めできる必要があります

少し悩んだ結果CDDも差し込み式にすることにしました。
CDDはフロントパネル部分が本体よりも1mm程大きくなっているのが普通です。今回はドライブを前方差し込み式にして、CDDフロントパネルの出っぱり部分がケース本体にひっかかるようにしました。

CDDフロントパネルの出っぱり

加工・交換が簡単なこの方式ですが、ドライブの保持力は劣りますので振動の大きいものは使用できません。格納できるドライブ数も2個がせいぜいでしょう。またファンコン等を使用したくなった場合には購入時にでっぱりでケースに固定できるのか確認する必要が出てきます。

・サイズの決定
全体のパーツとレイアウトが固まったところでようやくケースサイズの決定です。

高さは「底面14cmファンとその吸気スペース+マザーボード(マイクロATX)+光学ドライブ2つ分」、奥行きは「マザーボード+HDDマウンタ」、幅は「光学ドライブの幅以上でVGAとCPUクーラーが収まるサイズ」。これを足した結果 407(H)*343(D)*218(W) になりました。

うーん・・・やっぱりあまり小さくならないなあ・・・。

ワンポイントアドバイスを入れておくと、静音性重視なら特に幅は欲張らずに余裕をもたせましょう。
ファンレスのVGAやCPUクーラーは信じられないサイズのものが登場することが多く、後で泣きを見ることがあります(経験則)。

・実際にけがいて切り出す
では材料を買ってきましょう。
そういえば今回のもう一つの目標に「外観を無印良品っぽく仕上げる」というのがありました。
いえ、後付けじゃありません、忘れてただけです。

無印といえば・・・やっぱMDFだよな。
ということで外側の構造材には9mmのMDFボードを使用。2.5mmボードを買ったホームセンターに行くとやっぱり910mm*900mmサイズしか売っておらず、それを購入してきました。まあ主要パーツを切り出すにはちょうどいいサイズになるはずです。値段は1280円でした。以前使用した桐に比べると半額以下、MDFって安いなあ・・・。

切り出すパーツは

・フロントパネル(A)
・左サイドパネル(B)
・右サイドパネル(C)
・天板(D)
・底板(E)
・中板(F)
・CDDマウンタ構成パーツ(G)
・HDDマウンタ固定パーツ

こんなもんかな?

アルファベットとパーツが対応します

本来ならここで設計図がはいるべきなんでしょうけど、どうもそういうのが苦手なもので・・・。
大枠がイメージできたら一気に採寸・切り出しをしてしまいます。あとはどうにか写真で察してください。ひどいな!

アルファベットとパーツが対応します

角度を変えてもう一枚

勢いで切っちゃったわりにはミスもなく、自分でもびっくり。
基本的にはただの箱ですから外装は半日で終わってしまいます。あとは地道に細かい作業・・・。