極薄スピーカーケーブルをLANケーブルで自作する

お部屋整頓シリーズ。

デジタルアンプを置いたことで、音響向上とスピーカー&ディスプレイの入力端子不足を一挙に解決したマイルーム。オーディオ関連の残る不満と言えば、カーペットの下を這わせてるけど盛り上がってる場所がはっきりと分かってしまうサラウンドスピーカー用ケーブルの処理です。

リアスピーカーだけ無線化出来ないかとか色々リサーチしたんですが、別途電源を用意する必要が出てきたりと面倒なことも多く、結局たどり着いたのは「薄いケーブルを探そう」。これになりました。

で、探したけど薄いスピーカーケーブルってのが無い。
なんだよー、LANケーブルとかならすげー簡単に極薄のが手に入んのによー。
・・・ん?

そういえば昔、部屋の反対側にサーバーを置こうと思ったときに、カーペットの下を這わせるUSB延長ケーブルを極薄LANケーブルから自作したことがあります。CAT6で1Gbpsのデータ転送が出来るケーブルなら、2chのオーディオデータと電源くらい流せんでしょ。「いや、その理屈はおかしい」と思った人、多分あなたの方が正しい。

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LANケーブルをスピーカーケーブルに転用する可能性について調べてみると、流石、オーディオヲタって人たちは凄いですね。

"最高の音質を求めて、電気を流すケーブルなら何でも試しにスピーカーに繋いでしまう"というジャンルの人がいるらしく、LANケーブルは真っ先にテストの対象になっていました。曰く、「音の抜けが良くなってクリアになる」らしい。・・・まあ、あれだ。鳴らせるんだね。じゃあ作ってみよう。

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用意したのはELECOMの極薄LANケーブル。


いきなり両端をぶった切って芯線を出します。


8芯を2ch・4芯のスピーカーケーブルと繋ぐことになるので、2本ずつ束ねてスピーカーケーブルと繋ぎ、熱収縮チューブで保護します。


更に一回り大きな熱収縮チューブをかぶせたら出来上がり。

細かい作業ですが何も難しいところはありません。

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試しにアンプとスピーカーに繋いで音楽を再生してみると果たして・・・あっさり鳴りました。「音の抜けが良くなってクリアになった」のかは分かりませんが、変なノイズや途切れもなく、全く普通に音が鳴っています。

じゅうたんの下をくぐらせてみると、今までのスピーカーケーブルと比べて厚みが1/3くらいになったことにより、ほとんどふくらみが気にならなくなりました。

うーん、快適。
フロント側にこんな色物ケーブルを使うのはちょっと気が引けますが、小型のサラウンドスピーカーを使用していてスピーカーの取り回しに苦労しているというような場合は、種類も長さもよりどりみどりなLANケーブルを適当に加工してしまうのもありかもしれません。

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このページは2012年6月19日に書いたブログ記事です。

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