WiFiモデルのiPadはテザリングでGPS情報を同期できる?

先日発売になったSIMフリーiPadの話をしていて「WiFiモデルと違ってGPS内蔵だから、テザリング使用でもカーナビ用にいいかも」的なことを言ったら、隣の知人から「今のiPadってiPhoneでテザリングすれば位置情報も同期されるんでしょ?」とツッコミが。

「えっ?始めて聞きましたそんな話」
「えっ!?」
「えっ?」

実験してみました。

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インターネット共有をオンにしたiPhone5sに、iPad mini Retina(WiFiモデル)と3G回線解約済みのiPhone4SをWiFiで接続し、車で走り回りながらGoogleマップの現在地がどう変化するか確かめます。

結果。
GPSを内蔵したiPhone4Sは移動に合わせて現在地が道路上をするすると動くのに対し、iPad miniの現在地表示は沿線のビルや住宅を飛び石のように移動しカーナビとして使うにはちょっと厳しい挙動でした。つまりiPhone5sの位置情報はiPad miniと同期していません。

「Apple純正のマップアプリだと同期されるのか?」と念のため試してみるも結果は同じ。やっぱりダメみたい・・・?

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もう一つ発見だったのはiPhone4Sの現在地把握が思いのほか正確だったこと。
携帯電話には周辺の基地局情報から現在地を割り出す機能があると聞いていたので、回線を解約してしまったiPhone4Sは現役のiPhone5sより測位能力が劣るのではと予想していたんですが特にそんなことはありませんでした。

iPad WiFiモデルに対応したサードパーティー製のGPSレシーバーを使う手もありますけど、「これから新規にタブレットを買ってテザリングしてカーナビにしよう」なんて考えているなら、AndroidタブレットでGPS内蔵のモデルかSIMフリーiPadのどちらかを買うのが取り回し的にも価格的にもすんなり収まりそうです。

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このページは2014年7月14日に書いたブログ記事です。

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