現実の伸張と仮想の形成

ブログ、SNS、動画投稿…日米間の大きな格差はここにあり!
いい加減今さら感のある話題。いい加減今さら感のある話題に食いつく自分。

「格差」と書いてアメリカ文化ばかりを褒めるといかにも日本が下みたいに見えるんですけど(実際そのつもりで著者は書いてるんでしょうが)、私的な意見を述べさせてもらえば双方のインターネットそのものに対するスタンス違いからして、日本のネット文化が「進歩」した先にアメリカのそれがあるとは思えません。

まず前提としてアメリカが先進的ネット社会であるとするならば、日本的ネット文化を彼らはどこかの一時代で踏まえていなくてはいけません。ある面では世界が注目する日本のネット文化について日本語を覚えてまでやってくる人たちは熱狂的懐古主義者なのでしょうか。

いきなり論点がぶれました。けれどアメリカと日本のネット文化を同一の進化軸に置くにはそのくらい大きなギャップがあるのです。同じツールが一方では政治・経済に影響を及ぼし、もう一方では壮大な井戸端会議に延々と用いられる。議会制民主主義の歴史に当てはめれば、井戸端会議がやがて国政を左右する国会へと進化する過程を見いだすことも出来るでしょう。

ただ、今の日本のネット世界に王はいません。現実世界に影響を及ぼすことこそあまりないものの、ネットはネットで住民たちの総意が緩やかな秩序を形成しています。

→ひさびさに、つづく

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このページは2007年9月14日に書いたブログ記事です。

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