マスコミが発売前にボロを取り繕わされていたVistaの反動なのか、次期WindowsであるWindows7の評判は既に厳しいものがあるようです。先週は軽量化されると噂されていたOSの根幹システムがVistaを”進化”させたものであると公表され、また多くの人たちがひっくり返っていました。ここまで自虐ネタを繰り広げられると、やっているのはVistaを切って7を待っている顧客に対する牽制なんじゃないかと思えてくるのも自然な成り行きでしょう。
よほどの用がない限りVistaなんざ使うもんじゃないというのは、これを書いている筆者自身がメインシステムをVista x64に切り替えて半年経った今でも変わることのない主張です。「Vistaでなければ出来ないこと」がほとんど無い以上、起動しているだけで1GBのメモリを食うこの鈍重なシステムに切り替える意味もほとんどありません。
現行製品がこれほどまで叩かれていればこそ、7への期待は(消極的とはいえ)高まっていたというのにMSはまだMacOSのビジュアルを模倣することに新製品の意味を見いだしているこの現状。これでファイルシステムまでMacのように「どこに何があるのか分からない」構造にしちゃったら、俺は本気でWindowsを切る。まあ最も7を買うつもりが無いですけど。
それにしてもよく相談される「今のWindowsはダメなのか?」という問いに対して、今後どう答えたらいいんだろう。「今のはダメだ、でも次のを待ってもやっぱりダメだ」と言われたら、相談してきた方は何を買ったらいいんでしょうかね。
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