最近NVidiaが押しまくっているCUDA。
単純計算の繰り返しに強いんだそうで、例えば動画エンコードに使うとCPUだけ使ったときより数倍早くなるんだそうです。へー・・・本当にそんな変わるもんですかね?
気にしていたところに国産動画エンコーダの雄・TMPEGEncがCUDA対応版をリリースしたとのニュースを発見。体験版も配っているとのことだったので早速試してみました。
素材はニコニコ動画からダウンロードしてきた実写版マインスイーパ予告編を使用し、FLVからDivX(1パス固定品質・品質4.0)に変換する時間を計ります。素材の選択に対するツッコミは受け付けません。現状では一部のフィルタを使用したときにのみCUDAが使用されるそうなので、その中の一つであるノイズ除去を使用して計測を行いました。
結果。
TMPEGEnc 4.6.2.266 体験版 | |
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フィルタなし | 36秒 |
CUDA未使用 | 1分48秒 |
CUDA使用 | 1分24秒 |
意外にも(?)しっかり効果が出ました。TMPEGEncのノイズ除去機能はかなり強力ですから、へぼいソース・キャプチャ環境に悩まされている人には大きな恩恵でしょう。逆にフィルタが必要ない場合はCUDAを使用する場面が無く、今のところ恩恵にはあずかれません。
CUDAを使用したエンコード中はCPUとGPUの使用割合が表示されるのがナイス。エンコード自体もGPUが担当してくれるようになったら更なる高速化が望めるんでしょうか。
余談ですが、久々に使ってみたTMPEGEncが一時の贅肉をすっかり落として使いやすく変身していたのが予期せぬ発見でした。フリーソフトだと何かと不具合の多いFLVからiPod用Mpeg4コンテナへの変換もきっちりこなしてくれますし、製品版買う価値はあるかな・・・なんてうまいこと体験版にやられてしまい困っています。
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