BIOSでメモリ設定をいじっているとき、以前にはなかった設定が追加されているのに気づきました。中でも面白そうだったのがC1Eと使用コア数の設定です。
C1Eとは省電力機能の一つで・・・面倒だから知りたい人はこちらのリンクを参照してください。正直なところCool'n'Quietとの違いが自分にも分かりません。試しに有効にしてみたものの温度に変化は現れず、性能にも変化らしい変化は見て取れませんでした。とりあえず意味が無さそうなのでDisableに戻しておくことにします。
続いて有効コア数とパフォーマンスの変化を見てみることにします。DDR3版はPhenomII X3 720 BEの3コア版から登場するといわれており、消費電力とパフォーマンスとのバランスに期待がかかっているようですので、今のうちにコア数とパフォーマンスの変化を試してみるのも楽しいでしょう。
4コア
3コア
2コア
ラインナップ上L3キャッシュを積んだデュアルコアPhenomIIは存在しないんですが、ついでなので一緒に測ってみることにします。コア数が減るとL1・L2は一緒に死ぬものの、共有のL3はそのまま生きるようですね。実際のX3 720も同様のスペックになっています。
再起動→BIOS設定→3DMARK06を3セットした結果。3Core・2CoreはいずれもDDR2 1066にて計測を行っています。
Core | 3DMARK06 |
---|---|
4Core (DDR2 1066) | 13042 |
4Core (DDR2 800) | 12987 |
3Core | 12419 |
2Core | 11373 |
個人的な感想としては意外なほどコア数はスコアに影響していませんでした。CPUパワーをフルに使用するはずの3DMARKでこの程度の差だとすると、実際のゲームでは更に差がなくなるんじゃあ・・・ふと気になったので即実行!ソフトは毎度プレイしているCompany of Heroes : Opposing Fronts (Patch 2.301)にて計測しました。
Company of Heroes : Opposing Fronts
オプションから実行できるパフォーマンステストは平均・最大・最小fpsを計測します。結果は2core時にやや落ち込みが見られるものの、コア数の変化が与えるインパクトはあまり大きいものではありませんでした。
ゲーム用途に限定してみた場合、PhenomIIの3コアを選ぶという選択肢は割とアリかもしれません。逆にコア数がパフォーマンスアップにつながらない点ではL3の無い4コアPropusのスコアは厳しいものがありそうだとも言えそうです。
→その4につづく
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