奇形の魚と根暗の奇形

昨年末に、いわゆる餌にされちゃう役回りの金魚・小赤というやつを特価の10匹250円で買ってきてそのまま育ててみたところ、6匹が死亡し残り4匹になってしまいました。死因は先天的な奇形。育つにつれて背骨などが異常に反り返るようになり、そのまま衰弱して死んでしまうようです。

普段目にする変わった金魚は、突然変異の個体を代々掛け合わせて変わった色や形を品種として固定させているんですけど、その過程で大量の遺伝子的な"失敗作"が生まれます。今回買ってきた連中はその最たるもので、ただの金魚としても生きられないような個体を特価にして売っていたようです。なんだか無理に生きながらえさせて衰弱死させるのもかわいそうで、餌金は餌金らしく他の魚の糧にさせてやった方が良かったんじゃないかという、妙な後悔にさいなまれるようになってしまいました。

残りの4匹のうち2匹も奇形化が進んでおり、遠からず死んでしまうでしょう。最後の2匹がとても活発で元気なのがせめてもの救い。金魚を飼うのが趣味と言って普段はカラフルな金魚を数百円で買ってきて世話をしている、自分の行動も含めてこの全てが人間のエゴそのものなんでしょうな。

自分が和金型の金魚ばかり飼っているのは、昔飼っていた琉金の卵が全てが奇形に生まれ、間もなく死んでしまったことがショックだったからです。死んでいく奇形の小赤たちを見て久々にあのときのどろっとした感情を思い出しました。

たまに「何で金魚飼ってるの?」と聞かれても、「こういうショックな思い出を忘れないようにして、ちゃんと世話したり少しは自分が真面目に生きることを考えるように」と、口で説明するのも面倒で、ただ「なんとなく」と答えてしまっている自分。なんだかいずれまた後悔するためにペットを飼っているようで、偶に「変な暗さがある」と言われる原因は自分でも分かってるつもりなんですがね。

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このページは2009年3月15日に書いたブログ記事です。

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