中古Xboxのよくない話

「というわけで中古のXboxでも買おうかと思うんだけど」
「おめー、Xboxはやべえぞ、中古マジでやべえぞ」
「故障しやすいっていうのは聞いてる。中古ショップでも買ってくれないとかなんとか」
「あれな、買ってくれない本当の理由は故障でも不人気でもないんだよ」
「?」
「カスタムファームウェアだ」

PCでもDVDドライブなどにカスタムファームウェアを入れることが良くあります。理由は静音化やらリージョンフリー化やら、いろいろ。Xboxのカスタムファームウェアにも一応ドライブの回転速度を落としたりする機能はあるらしいんですが、本当の用途は別のところにあります。すなわち、データを吸い出してDVD-Rに焼いたコピーソフトを起動するためのもの。

で、カスタムファームウェアを使っているのがMSにバレるとLiveネットワークアカウントがBANされちゃうらしい。LiveネットワークアカウントっていうのはXbox360にとってのインターネット機能そのものといってもいいものなので、これが駄目になると本体やゲームを使ううえでも様々な支障がでてきてしまうんですけど、厄介なことに中古ショップでは本体の動作チェックをおこなっても本体にひも付けされたLiveアカウントが有効かどうかまでは普通確かめないんですな。もちろん無効にされた本体のアカウントをユーザーレベルで復旧させる術はありません。

そんなわけで「動作に問題なし」と張り紙されたネットワーク機能の使えない中古本体が市場にごろごろすることになり、店側も面倒になって買い取り拒否するようになったとのこと。なるほどねえ・・・ヤフオクの箱は全部怪しく見えてきたぞ・・・。

ネットワークメディアプレイヤーとしてならローカルネットワークにつなげられればいいとはいえ、何か別のことに使いたくなったときに絶対に超えられない制約がある中古を買うのも馬鹿馬鹿しい。思いつきで言ってはみたもののXboxの中古問題には意外な闇が横たわっていたようです。
もうリビングで見るときだけ今持っている箱を持っていってTVとつなげればいいんじゃないかなーと。

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このページは2009年10月 9日に書いたブログ記事です。

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