ままならぬ、それに怒るほど真面目でもなく

ふと周りを見回してみると、なんかもう個人サイトなんていうのは絶滅危惧レベルになってますな・・・。今更なに言ってんのって感じですか。

twitter全盛、ちょっと長めの情報ならblog、あれ?mixiどこいった? まあいいか。そういえばこのあいだ不具合起こしてましたね。使用されるメディアがどんどん手軽な方に進んでいくこの傾向は、ネット上でのユーザーの情報発信力が落ちたというよりも手段の最適化が進んだと見るべきでしょう。

うちの親父様がホームページビルダーを買ってきて何かのサイトを作り出したんですが(!)、ちょっと見せてもらったらセンスが二昔くらい前のデザインで思わず吹き出してしまったという・・・その後考えたら、ホームページビルダーと"できる!なんとか"みたいな本でもって、ビルダーの機能を活かしたサイトを作るとやっぱりああいう形になるよなあと感心してしまった次第で、ツールの流行り廃りがサイトデザインに影響を与えてる部分というのは少なからずあるんだろうなと。

「現在のスタンダードなサイト」と言われてイメージするのは縦3列のblogで両サイドのサブフレームにamazonのアフィリエイトとtwitterのガジェットがぺたぺたとか、大体そんな感じでしょうか。アフィリエイト広告が大量に貼ってあるサイトが珍しくなくなったのも、個人サイトが個人らしさ的なものを失った一因だと思われます。

ついでに。
アフィリエイトの貼られているサイトは小銭とはいえお金を稼いでいる以上、迂闊なことをしたら炎上するのはやむを得ないしそのくらいの覚悟は必要だと思います。別にアフィリエイトを否定するつもりはなく、むしろネットから発信される情報に重みをつけるためには発信源自体に何らかの価値を付けるのが手っ取り早い方法だと思っています。

個人の趣味だからという理由で無責任に情報を垂れ流されるくらいなら、URLやサイト名に若干の価値を付けたうえでブランドに傷が付くことを恐れながら情報を発信してもらった方が情報のクオリティも上がるはずです。

まあ理想論がそれで実際はどうかというと、生活が成り立つほどの収益が上げられるサイトはコピペブログばっかりな状態らしいんですけど、もっと作ることに対して正当な対価が与えられるような仕組みに、どうにかならんもんですかね。それまでは炎上も、ある程度までは許容されるべき現象なのかなと思うわけです。

なんだか論点がずれまくりました。

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このページは2010年8月14日に書いたブログ記事です。

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