3G回線300kbps制限下でストリーミングアプリは使い物になるのか?

そう、足りてないのは電波のみ!というわけでiPhone with TalkingSIMの可能性、要は自宅サーバーとのストリーミング接続が問題ないならとりあえず文句はない、について実験してみました。

ポート単位で回線速度を絞り込めるツール・NEGiESでストリーミングに使っているポートを制限し、動画はAirVideo、楽曲はStreamToMeを対象に300kbpsの制限下でも果たして実用に耐えるのか試します。

最初に無制限状態のAirVideoで動画再生させた時の速度を測ると最大約65KB/s、平均40KB/s前後でした。自宅の机の上、電波強度5での結果です。

それではNEGiESの速度設定がKB/s単位なため、300kbpsが何KB/sなのかを計算・・・37.5 KB/Sか、案外きついな・・・。理論値よりちょっと低めに制限速度を30KB/sにして念のためiPhoneのWiFiは切っておきます。

先に帯域制限の影響が少なそうな音声・StreamToMeでいくつかファイルを再生してみると稀に数秒止まるところも含めて使い心地は普段と特に変わらず、AAC・MP3・WAVとファイル形式を換え圧縮率の違うものも試しましたが、帯域制限の影響は感じられませんでした。音声だけなら合格点をあげてよさそうです。

次にAirVideoの動画再生を行うと、さすがに帯域が足りないようでデフォルト設定では5秒再生→15秒ロードの繰り返しになってしまいました。アプリの設定でクオリティを落としながら再生が止まらないデータレートを探っていくと解像度256*192ピクセル・動画192kbit/s・音声64kbit/sでほぼロード待ちがない状態になりました。もう少し欲張って動画を256kbpsにすると若干ロード待ちが発生するようになりました。動画と音声のデータレートを合計するとちょうどここが上限付近なんですが、本当にそんなにきっちりした相関関係になっているのかはよく分かりません。

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再生画面はこんな風です。

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動きの激しいシーンでは時折素敵なことに。えーと、これ、スカイライン・・・なのかな?まあここまで崩れることはそうそうありませんからとりあえず見るだけなら十分だと思います。

300kbps環境下でもストリーミング再生はそれなりに実用性があるように思えてきました。あとはやたらと帯域を絞ることで有名なb-mobileの環境でこれらのストリーミングアプリを使ってもきっちり300kbps出るかなんですが、同じb-mobileシリーズでデータ通信サービスのみのb-mobile U300が一ヶ月2980円からで販売されていますから、こちらを一ヶ月分買ってみて試してみるのが良さそうです。機会があれば結果はまたいずれ。

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このページは2010年10月25日に書いたブログ記事です。

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