au携帯・W52CAからiPhone3GSに換えた時、電波状態の悪化と並んでグレードダウンしてしまったのがカメラ機能でした。
W52CAは画素数が少ないなりにまあ見られる写真が撮れていたのに、画素数が1.5倍になった3GSはとにかくボケる、そしてノイズが乗る。ブログで普段掲載している400×300ピクセルの写真すらまともに撮れません。
せっかく携帯とiPodが合体してポケットが1つ空いたのに、ちょっとした旅行の時はそこにコンパクトデジカメを入れる羽目になってしまってなんだかなあ・・・と。そんなわけでiPhone4Sのハード面で最も期待していたのがカメラ機能でした。
ご託はこのくらいにして早速撮ってみましょう。
場所は来る人皆に「暗っ!?」と言われ、写真を撮るのに毎回苦労するマイルーム。
iPhone3GS (実サイズ表示)
iPhone4S HDRオフ (実サイズ表示)
iPhone4S HDRオン (実サイズ表示)
3GSでは輪郭をぼかすほど激しかったノイズが4Sではかなり低減されています。
黄色よりでなんだか汚く見えていた壁紙の色も電球色に照らされた自然な感じに。
この3枚だとHDRオフの時が一番実際の明るさに近いんですが、HDRオンの写真では壁紙のエンボス模様やワイドディスプレイのHPマークまではっきり見えるほどシャープさが向上しているのにも注目です。
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同じ部屋の窓際に置かれたカエルの置物と地球儀のパズル。
iPhone3GS (実サイズ表示)
iPhone4S HDRオフ (実サイズ表示)
iPhone4S HDRオン (実サイズ表示)
iPhone4S HDRオフ(LEDフラッシュ撮影) (実サイズ表示)
こちらも全体的に似たような傾向です。
発色は4SのHDRオフが一番綺麗でしょうか。iPhone4Sの場合HDRオンで撮影するとHDRオフをオフで撮影したものと併せて2枚同時に保存されるので、好きな方を残しておくことが出来ます。
LEDフラッシュは青白さが強く、個人的には好みではありません。地球儀の文字が読めるほどシャープになっているのはシャッタースピードが短く手ぶれが影響しなかったせいでしょう。
窓のとこホコリ積もってんじゃん・・・。
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これが現時点での自分のiPhone4Sベストショット(何撮ってんだよ)。
iPhone4S HDRオン (実サイズ表示)
ネギの青さ、具の輝き、味噌スープの濁り、全てが輝いていて実にうまそう・・・。
ただ実際の味はそれほどでもなかったです(おい!)。
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こうして写真や動画の出来を見比べていると、他人のiPhone4をいじらせてもらった程度では「ふーん、字、綺麗ね」くらいにしか感じなかったRetinaディスプレイの真価が徐々に理解できるようになってきました。
小さなディスプレイに情報量が詰め込まれることで大画面で見た時に気になるノイズの存在が気にならないことと、画像を気持ちいい具合に"作って"くれるため、別の端末で撮影した素材もiPhoneの画面上で再生させてみたくなる魅力があります。
逆にiPhoneで撮った写真などは本体上での写りが良すぎるので、PCにコピーして表示させたら思ったほど良くなかった・・・なんてことが無きにしもあらず、ですが。
→次回は本体フィルムとバックパネル交換についてです。
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