ウェイストランド、2度目の旅を終える

このところ更新が停滞気味だったんですけど、Fallout: New Vegasをやっとりました。2ヶ月くらい。

自分の性格は、基本的に引き籠もり設定のはずなのに、「環境適応力が高い」と言われることがあり、その特性は自分の性格の中でもよく分からない部分であり続けています。

この適応力はウェイストランドでも発揮されてしまったらしく、話の本筋が見えなくなってしまってだいぶ苦労しました。

「あいつ商売の邪魔だからちょっとブッコロしてきて」と頼まれて、ブッコロして帰ったら報酬がもらえた・・・と、一般常識で考えたら「商売の邪魔だから殺す」って酷い外道なんですけど、ウェイストランド的にはちゃんと約束通り金を払ってくれた"とりあえず信用できる人"なんですよね・・・。

こんな調子の世界で偶に"現代的な"良識人に出会ったりすると、言いたいことが理解できなくなっていたりして、自分のウェイストランド人っぷりにちょっと慌てました。

とはいえ、本当に"正義"を貫こうとすると、世界中のかなりの人間をブッコロすことになります。果たしてそれは正義なのか?というところで信条と妥協の折り合いを付けていくところが、Falloutの面白いところなのではないでしょうか。

人は簡単に死に、巨大組織もあっという間に崩れ去る危うい世界の旅を終えたとき、プレイヤーは自らの関わった人物達のその後の姿を伝え聞くことになります。

どんな行動を取ろうとも、全ての登場人物が幸せな結末を迎えることは決してありません。プレイヤーの努力によって幸せや繁栄を手にした者がいれば、その夢をあっさりと打ち砕かれ、中には殺されてしまった者もいます。

本シリーズのテーマである"War never changes."がどれだけの意味を含んでいるのか、自分にはいまいち分からなかったのですが、代わりに自分が既に得ていた一つの至言であるところの"壊すのは易く、生むのは難し"を強く感じさせる旅のエンディングでありました。

全てのDLCも含めて、100時間弱に及ぶ長い旅でしたが、相変わらず多くのことを考えさせてくれる、実に面白いシリーズです。それではそろそろ、現実の世界に帰るとしますかね・・・。

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このページは2012年5月 8日に書いたブログ記事です。

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