「iOSだったらiPhoneあるんだし、タブレットはAndroidにしといた方が全体では色々出来ていいんじゃね」という理念のもと、PCの脇に置く動画再生用サブディスプレイとしてNexus7を置いていた自分でしたが、iPhone5sを手に入れたら機能・インフラの両面でiOSとAndroidの間に埋められない差があることを痛感。iPad Airを買・・・おうと思って実物を手に持ってみたら予想外に大きくて重かったのでRetina iPad miniを買うことにしました。
約1年の間に同種のガジェットを3台も買い換えるような節操のない買い物は自分の中では極めて異例。まあ毎回中古がびっくりするくらい高く売れて、お財布の痛みが最小限で済んでしまうのが買い換えのハードルを下げる大きな要因なんだけどね・・・。
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タブレットをAndroidからiOSに変える決意をした理由は大きく分けて3つ。
1.WiFiの高速性
動画再生用サブディスプレイ整備計画当初から悩みの種。高ビットレートの動画をストリーミング再生するとデータの転送が追いつかなくなる問題は、iPhone5sを5Ghz帯WiFiで自宅ネットワークに接続した瞬間に霧散しました。
実際にはiPhone5の頃から実装されていたらしいこの高速無線LANは、iPhone5sに至っては70Mbps超の転送速度を安定して叩き出し、iPad Airに至っては100Mbpsを超えるとも聞きます。
Anroidタブレットでも同じくらいのスピードが出る製品が少なからずリリースされていると思いますが、自分がiPadを買わない根本的な理由がWiFiの遅さだったので、iPadを購入するための第一のハードルがこれで突破されることになりました。
2.対応するコーデックの幅広さ
少し意外かもしれませんが、自分のライブラリにある古今東西様々な所から拾ってきた動画を片っ端から再生させると、無変換のまま再生出来る動画の種類はNexus7よりiPhone4Sの方が多かったです。
Nexus7が非対応の動画が多いのは、コーデックに対応していないのではなく単にパワー不足な可能性もありますが、よりハイパワーなAndroid端末を買うことは遂に無かったので、自分の中ではこういう結論に至りました。
加えてiOSデバイスは優秀なトランスコード機能を持つAirVideoなどのアプリが揃っているため、雑食性の高さはさらに際だったものになっています。
Android系ストリーミングアプリも結構な数を試したんですが、トランスコードをミスったりファイルの一覧表示が出来なかったりと機能的に残念なものが多く、iPadとの差を埋めるキラーアプリには出会えませんでした。
3.インフラの充実性
iOSデバイスのインフラの優位性はAirPlayだけ挙げれば十分です。
今見ている動画の音声をサラウンドスピーカーセットから出力させる、今見ている写真を液晶テレビにも映す、iPadで動画再生させて音声だけPCと一緒にスピーカーから出力させる・・・といった全ての出力機能をAirPlay一つで賄うことができます。
アプリや拡張デバイス次第ではAndroidもこれに近い機能を引っ張って来られるしょうけど、よりシンプルに、よりワイアレスに完結させられるのが"たかがタブレット"を運用する上では重要なポイントです。
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なんだかApple信者が書いたような記事になってしまいましたが、実際のところ自分はスマートフォンやタブレットにPCほどの期待や執着がありません。いちいち手間をかけるのが面倒だから、ポン付けでどうにかなるものをと選んでいくと結局iPhoneやiPadになっちゃうんですよね。
まあ「もっと良い物が出たらそっちに行くよ」と常々言ってはいるものの、いつの間にかインフラがAirPlay漬けになってしまっていて、端から見たらどう見ても信者にしか見えないことは否定しません・・・。
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