失われたイヤホンを求めて

愛用していたネックストラップ型のイヤホン・Sennheiser MXL560がとうとう断線してしまって、「このご時世、ネックストラップ型どころかインナーイヤーのイヤホン探すのだけでも大変なのにどうしよう」と思いながら秋葉原のヨドバシカメラに行ったら、本当にインナーイヤー型のイヤホンがほぼ絶滅していました。

しかし捨てる神あれば拾う神あり、JVCのカナル型イヤホンに奇跡的に自分の耳にぴったり嵌まるものがあり、「いいやこれ買っちゃおう、安いし!」と買ってきたのがこれ。全体的には可もなく不可もなくだけど、ドラムの音が跳ねる感じで聞こえてきたりするのはカナル型ならではだよねーと、それなりに満足していたのが昨年末あたりまでの話。





イヤホンの接続は相変わらずiPhone5sからBluetoothレシーバーに飛ばす形でBluetoothレシーバー・SBH50に繋いで使っていたんですが・・・このイヤホン、ケーブルがやたら長いんです。

身長はそこそこ高い方なはずの自分が、レシーバーをズボンのベルトに付けてもまだケーブルが余る状態。「なんだこれは!今どきは音楽プレイヤーを靴下に挟んで聴くのが流行なのか!!」と訳の分からないキレ方をして周囲を呆れさせているうちに、上着からびろーんと伸びているケーブルを引っかけてしまい、HA-FX46は敢えなく断線。

同じJVCので、ケーブルが短めのいいのは無いかと探してみたものの、JVCに限らず最近のイヤホンってほとんどが1.2mケーブルなんですね・・・。あのさあ、ケーブルが短い分には延長コードでどうにか出来るけど、長いと途中でぐるぐる巻きにするくらいしか対処法がないわけですよ。

一応HA-FX46にも余った分を巻き付けるアクセサリが付属してましたが、これ使ってると立ち上がった拍子に巻き付けた部分の重みでイヤホンが外れることが何度もあって物凄いストレス溜まるし、もうちょっとこのへんのこと考えてくれよ!と最近イヤホンメーカーに出入りしているという知人に苦情をお願いしたら、また微妙な顔をされました。





とりあえず次を探しに行こうにも秋葉原に行く予定は今のところ無いしどうやって凌ごう?とがらくた箱を漁っていたら、iPhone5sに付属してきた純正イヤホンが出てきました。

まあいいやこれでとレシーバーに繋いでズボンに挟んでみたところ、意外にもケーブル長がジャストフィット。実測110cmほどで、HA-FX46のスペックと照らし合わせても10cmしか差が無いはずなのに、ほとんど長さが気になりません。

音質は前より更に"それなり"になったものの悪いというほどでも無く、今まで気になっていたタッチノイズがほとんどなくなったのが思いのほか快適です。耳への付け心地がとても良く、何より今度これが故障しても代わりを手に入れるのに全く苦労しなそうな点が気に入ったのでこのまま主力イヤホンにすることにしました。

良い物を求め出すと考えが止まらなくなるのが自分の性ですが、「Bluetoothを介している時点で上を求めても知れたもの」と考えれば、色々な面で悟りの境地に至れるのがBluetoothレシーバーのいいところ。酷いオチをつけておしまいです。

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このページは2015年2月18日に書いたブログ記事です。

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