対照的に勢力を増しつつあるのがラジオメディア。
元々TVに比べ”拘束度”が低いことに加え、Eメールによる投稿受付や電子投票といったネットに対する親和性の高さ、生放送でリクエストや投稿によって演出がなされていく番組が多い点も広義ではオンデマンドと言えるかもしれません。
ここ数ヶ月で特に印象的だったのは、ラジオ局各社が次々とPodcast配信を行うと発表したことで「ぶっちゃけユーザーに
エアチェックなんかさせたくねえ」と言い放ったとされるTV業界とは考え方に雲泥の差を感じさせられます。
電車の中でウォークマンやiPod、ラジオを聞く人は多くても、ポータブルDVDプレイヤーやTV付き携帯電話、PSPで動画を見ている人はほとんど見かけません。映像と音声に気を払う必要がある動画が車内での干渉に不向きなのか、あるいは単に動画鑑賞に適したデバイスが不在なのか、仮に理由が前者であるとするならば同じ現象がネットの普及した家庭内にも起こっている、メインはネットに据えると片手間での鑑賞に向かないTV・動画が選択肢からはずれる、ように感じるのですがどうでしょうか。
→つづく
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