iPodユーザーになってからしばらく経ったものの、未だに人前でぐりぐりやるのが恥ずかしくてたまりません。もうそんなに珍しいもんでもねえよ、ってか誰もそんなに気にしてねえし。と自分に言い聞かせているものの恥ずかしいものはやっぱり恥ずかしい。せっかくリモコンも一緒に買ったのにプレイリスト単位の選曲はポケットから本体を取り出さなくては出来ないという羞恥プレイ。
「おおお・・・」とやっていてようやく気づいたんですが、iPodってもしかして他人に見せびらかすことを狙って作られてる?今でこそそうでもなくなりましたが、ちょっと前までは一目でそれと判別できた白いイヤホン。首から下げることを想定してイヤホンジャックがわざわざ上下逆に付いているiPod nano。そして前述したように人前に出すことを強要させられる独特のインターフェイス。世界指折りのパフォーマーでもあるジョブズの性格を勘案すると・・・うわー、すごいありそう・・・。
見せびらかすための格好良さ、なるほどそう考えるとMacの低空飛行を尻目にiPodが大躍進したことも理解できます。iPodは毎日持ち歩きますがMacは基本的に持ち歩きませんから。部屋に格好いいマシンを置いて友人を招くより、毎日電車の中でiPodを見せびらかした方が自己満足は充足させられるでしょう。Appleの追求してきた”見せびらかすための格好良さ”は音楽プレイヤーの使用スタイルにおいて、これ以上無い形で花開いたわけです。
なるほどそれで機能性を重視して買ったつもりの自分がiPodユーザーであるという現実にオロオロさせられてるわけだ。さすが生粋のドザなのか、単にヲタっとしてるだけなのか。いやいや、これ以上深く考えるのはやめよう・・・。
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