そもそも流出主が責任を追及されるべき問題だろ?

Winnyと危機管理の話。
安部長官が使わないでねと言ったり、社内ネットワークから強制削除かけたり、ぷららなんかはプロバイダレベルで規制かけると発表したりと情報流出がにわかに騒ぎになりつつあるようですけど、なんかくくりが”情報流出=Winny”になってない???

ウィルス拡散経路の最大手がWinnyなだけであって感染にWinnyが必須な訳じゃないし、この間の山田オルタナティブのようにWinnyなんか全く関係なしにデータを拡散させるタイプもあるわけで、無知なのかくだらない政治的意図があるのか知らないけれど「Winnyさえ使ってなければ大丈夫」と思いこませたいかのような報道に終始している今現在の一般的な認識はかなり危険な誤解を生み続けているように思えるんですけど。

昨日かおとといの読売新聞朝刊にはMSの「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が現在ある流出ウィルス”すべて”に対応したとか書いちゃってたし、どうにも報道の無知が被害を増長しているような・・・。自分がある程度知識を持っている分野に対する報道なんて、どれもこんな感じに見えるものなんですかね?

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このページは2006年3月17日に書いたブログ記事です。

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