幕の内弁当自体はあまり好きじゃないんだけど

幕の内弁当的な新聞はなくなる

普段マスコミ叩き気味な自分ですが新聞は朝刊夕刊欠かさず読んでいます。ネットで情報収集すると確かにダイレクトで目的の物に到達できるんですが、新幹線で移動するのと同じで”途中にある一見無駄なようなもの”が視界に入りづらくなるんですよね。たまたま目に入った三面記事だとか広告に意外な発見があることも多いので、バランス良く情報を摂取する意味合いでも幕の内弁当的にごちゃごちゃと色々なものが入った情報源は重要なのです。

ただこれはあくまで自分のライフスタイルから見た新聞の立ち位置ですので、記事にあるような根っからの新聞記者からするとあくまで情報源の本流として生き残るために一品料理的な内容に移行するべきだと考えているのかもしれません。ただそうなっちゃうと自分が新聞を読む意味は無くなっちゃうんですけど。

逆にネットフリークな生活にラジオが妙に馴染むのは、それがメディアの主線からとうの昔に外れてしまったせいではないかと、この記事を見ているとそんな気がしてきます。あくまでサブ的な位置づけとして番組を制作するからネットをしながら聞くような場合でも無理に出しゃばってくるような感じがせずすんなり聞いていられる。ネットはこれまでのメディアと比べてオンデマンド性の強い媒体ですから、これと共存していこうというのならラジオのようにおしとやかな性格でないと何かしながら一緒に視聴するわけにはいきません。

人によって要求の異なるメディアのスタンス、これになるべく答える形で変化していって欲しい、もちろんそれは単純な理想ですけど、なんでもかんでもネットに対応するためにと回れ右で変わられてしまっても、それはそれで困るわけで。

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このページは2006年4月14日に書いたブログ記事です。

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