遅れてやってきた化石メディア

正式公開前から何かと(何とは言いませんが)話題のあれが始まったようですね。
発信者一人一人がダイレクトに世界に向かって意見を発信できるネットメディアにおいて、旧態依然たる編集者の校閲というステップの入るこの配信手段にはどうも存在意義を感じられないのですが、実際のところアンケートでもこの先数年後までこのジャンルが残っていると考える人はあまりいないようですね(Yahooの投票を見ながら書いていたのですが後からリンク貼ろうと思ったらアンケート結果のアドレスが分かりません)。

ネットには手軽に手に入れられる有益な情報が数多くある反面、嘘や罠も同じくらいたくさん転がっている。そんなことはある程度ネットに触れれば自ずと分かることだし、そもそも情報の取捨選択を行う編集者側の報道の良心は誰が保証するのかという、まあこれは現在のメディア全体が抱えている問題ですけど、自己責任を重んじるネットの文化とは相容れない部分が目立つ配信手段であると感じざるを得ません。

あえて悪意のある指摘を引用するならば「ネットメディアへの対応が遅れた特定の勢力が”新しいメディア”なるふれこみでその実体としては検閲の入れられやすい旧態依然たるメディアを再び押しつけようとしているのではないか?」なんて声もあるわけで。少し記事一覧をのぞいてみると、うーん・・・さもありなんと言わざるを得ないような・・・。

にちゃんねらーたちが土足で縦横に走り回っている現状は、こうした”陰謀”や”工作”の影を追うにはどうもうるさすぎる感がありまして、余計な発言のおかげでイデオロギーの衝突までもコミュニティに持ち込んでしまった編集長の配慮のなさがつくづく恨めしく感じられます。

どうなんだろう?
あの程度の情報では個人運営のニュースサイトレベルまで持っていくことすら一苦労しそうですが。

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このページは2006年8月29日に書いたブログ記事です。

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