次にゲームの肝である狩猟に目を向けてみると、ここでも洋物ゲームにはない特徴的なプレイスタイルが存在しており、すなわち人間達を容赦なくなぎ倒す巨大なボスモンスター達に対して、プレイヤー側はひたすら攻撃の隙を窺いねらい澄ました攻撃を当てることを求められます。
一度攻撃を喰らえば、吹っ飛んで転がって起き上がって回復する・・・と数十秒のロスになることも珍しくなく、自然とプレイはミスを犯さないことを重点とした、相手の動きに合わせた「型」を成すようになります。
この「型」は多くのオンラインゲーム上で日本人と外国人を線引きしている大きな要素で、日本人と組んだ外国人の評は「日本人は誰と組んでも型通りの動きをする」というのが少なくないようです。強いけど独創性や面白味に欠ける、そんなところでしょうか。ゲームなんだからもっと楽しんでプレイすればいいのに・・・と言われても、日本人からすれば美しい型をマスターすることが楽しみなのです。
スクリプト臭の強い動きをするMHFの巨大モンスター達に、スクリプトのように立ち回って対抗する日本人プレイヤー達・・・とすればMHFはまさに日本人向けのゲームであり、外国人プレイヤーがこのゲームを楽しむ余地はあまりないように思えます。
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