GeForce 8800GT PhysX激闘編。
GTX 260を投入して余ってしまった8800GTの使い道と言えば、今最新の流行であるPhysX専用ボード化でしょう。専用化といっても最新ドライバを適用後にスタートアップに現れる「NVIDIA PhysX Properties」をクリックして、設定からPhysXを演算させるGPUを8800GTに指定してやるだけです。
注意しなくてはならないのがVistaでPhysX専用VGAを使う場合、専用ボード側にもディスプレイをつないでおいてやらないといけないということ。なんでもVistaはドライバの仕様上ディスプレイがつながっていないVGAは動作しないんだそうです(参考)。筆者のようにデュアルディスプレイを常用している環境ならともかく・・・というかXP使えば済む話なんですけどね。
PCI-E6ピン電源ケーブルの不足をVGA付属の4ピン*2→6ピン変換ケーブルでなんとか補い、PhysXのデモを起動してみます。水がだばだばだば・・・効果がよく分からない。NVidiaのサイトでダウンロードできるWarmongerもプレイしてみましたが、こちらもPhysX専用VGAを積んでいることのメリットは体感では良くわかりませんでした。
暖房器具的側面から見るとデュアルVGAの効果は抜群で、PCをつけっぱなしにしたま1時間ほど席を離れ戻ってみるとむわっと明らかにヤバい熱気が室内に立ちこめていました。部屋が熱帯植物園のような熱気を帯びたのは久しぶり、初代AthlonXPをデュアルCPUにして立ち上げた頃以来です。
手持ちのゲームはHavok系ばかりで実用上PhysX専用ボードを置く意味が無いため、一通りのテストを終えた後8800GTは速やかに取り外されました。一部マニアの間ではRadeonとGeForceをそれぞれ3D描画用とPhysX用にしてデュアルVGA運用させるのが流行だそうですが、NVidia原理主義者としてはRadeonのHavok対応ドライバがリリース後にGeForceの3D描画にRadeonのHavokいう逆パターン運用を試してみたいものです。
長文が続き書く方以上に読む方が苦痛であろうGTX 200系導入録、最終回はHybridPowerの効能をチェックします。
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