Mebius Muramasa HDD交換顛末記

最近調子が悪いMebius Muramasa (MT2-S3)のHDDを取り替えるとしたら選択肢はどんなのがあるかなあ、それとも心機一転ネットブック購入かなあと、とりあえずHDD換装について調べているうちにだんだん気持ちが高ぶってきて、ネットブックを買うよりHDD交換の方が断然燃える!ということになり次期マイモバイルPCは引き続き村正が務めることになりました。趣味のPC使いなんてこんなものです。

軽く調べて以下の3つをリサーチ対象にしました。

・Trancend TS32GSSD25-M (SSD 32MB)
・HGST Travelstar 7K100 (HDD 7200rpm 80GBくらい?)
・WesternDigital WD1200BEVE (HDD 5400rpm 120GB)

始めにSSD。
今時換装するならSSDでしょうと調べてみたものの、PATA縛りのせいで選べるものがほとんど無い。ようやく見つけたのがTS32GSSD25-Mでした。SSDのくせに転送速度が遅く、容量が少ないなど値段相応なところがありますが、省電力ならよし。

・・・と思ったらプチフリがあるらしい。プチフリーズ・・・?マウスポインタが引っかかったりするんですか?軽くフリーズする、あらそう。一回何秒くらい?数十秒から一分!?全然”プチ”じゃねえぞ!!性格上実際に遭遇したら、間違いなくキレるのでこの製品の採用は却下。

二番手、7200prmなHDD。
2.5インチPATAな7200rpm HDDはラインアップが少なく、今回見つけてきた7K100がほとんど唯一の選択肢です。2年前発売というハンデが、高速化著しいHDD業界においてどの程度の差になるのかが気になるところ。入手するには中古を見つけるしか無く、価格にややプレミアが付き気味なのもネックです。

三番手は5200rpmなHDD。
一番無難かつ安価に済む選択肢。容量120GBを選んだのはこのHDDが1プラッタ120GBであることと、MT2-S3にあるのか分からない「BigDriveの壁」を考慮するのが面倒だったとか、そんなところです。5400rpmのHDDなんてしばらく買ってなかったけど、転送速度は大丈夫なんかいなと調べてみると・・・上記の7200rpm HDDくらいの速度が出るらしい。マジで!? さすが新型は違う。もうこれでいいや。

で、紆余曲折を経て換装終了。震える手で電源を入れてみると・・・何の音もしない。NOOOO!・・・あれ?ランプ付いてる? 単にHDDがものすごく静かなだけだったようです。BIOSからの認識も全く問題なかったため、そのままリカバリディスクでOSを入れ直して終了。

早速CrystalDiskMarkで転送速度を測定してみると・・・

before
08-12-27-1.jpg
富士通 MHS2030AT

after
08-12-27-2.jpg
WesternDigital WD1200BEVE

2.5倍弱という冗談のような高速化。これでディスク容量が4倍ですから換装大成功です。パームレスト越しに伝わってくる発熱は若干上がったというか、以前のものが局所的に熱くなっていたのに対し、HDD全体が熱を持っている感じに変わりました。バッテリー消費は特に変化しませんでした。

実用面ではFirefoxの起動などがしっかり高速化しています。ただしCPUやメモリ搭載量が現在の標準からかけ離れている分、HDDの高速化だけでは超えられない壁もはっきり実感させられる結果となりました。

まあ、これでまたしばらくはこのモバイルPCで遊べそうです。AMDのYukon登場でネットブックの選択肢が増えることを期待しつつ、老兵を愛でる日々を続けることにしましょうかね。

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このページは2008年12月27日に書いたブログ記事です。

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