レビュー4日目。
本機を選んだ決め手となったHDMI出力。これがあれば動画や写真がテレビに写せるようになり、それらを目的に別途導入を計画していたリビングPCが不要になります。あわよくばHD動画もテレビの大画面で・・・なんて考えてしまいますが、そこで問題になるのが貧相きわまりないIntelチップセットのオンボードグラフィック。強力な再生支援機能が使えるGeForceかRadeonチップを積んだモデルならVGA任せでデコードさせてしまうなんて芸当も可能で、それならばと一時GeForceMが積まれたtypeSの購入を考えたりもしたんですが、性能的にもっと貧弱なtypePでHD動画を再生しているこちらの記事を見て、自分もIntel GS45の限界に挑戦してみることにしました。
まずは上記サイトの通りの設定にして1280*720ピクセル・60fpsのMP4(H.264/AVC)
ファイルが30%程度のCPU負荷でコマ落ちなく再生できることを確認。次に同サイズのDivX動画を再生させたところ、定期的に引っかかるように止まりコマ落ちしながら再生されました。DivXは再生支援が効かないためCPU負荷が2コアとも70%~80%に達しています。
デコードのCodecをDivX7からffdshowに変更すると負荷が10%程度低減されましたが、引っかかりとコマ落ちはまだ少し発生します。今度はデコードをMPC HDの内部フィルタに任せてみると負荷50%程度でコマ落ちなく再生できるのが確認できました。WMVはWindowsMediaPlayer使用で特に何の設定も必要なく同じレシピの動画が再生可能でした。
メインPCのVistaは常時10%弱のリソースを何かに使っていることになっており、こんなものなのかと思っていたのですが、typeTのVistaはとてもおとなしく、iTunesを再生しつつこの原稿をメモ帳に書き付けるという自分にとっての典型的なモバイルPC生活でもサイドバーのCPUメーターは2%~8%の間をふらふらするだけです。その一方で4GBあるはずのメモリが意味もなく使用率50%弱に達しているのはご愛敬。
次でまとめます。
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