機能を殺そうと思えば殺せるだけVistaはマシ

11月のうちのサイトのアクセスログを見ていたらWindows7とVistaのシェアが早くも拮抗していました。XPが60%強で7とVistaがそれぞれ15%前後、残りがMS以外のOSといった感じです。

サイトで扱っているネタの都合、サンプルが一般的なネットユーザー層よりPCマニア寄りになっているのを差し引いても7の普及速度はすごい・・・というかどんだけVistaはスルーされてるんだって話ですか。

自分も先日送られてきた7をVAIOに入れてみましたが、率直な感想は「ラベルだけ貼り替えたVista?」といったところで、世間一般では7のどこが評価されているのか実際に使ってみてもよく分かりません。意地の悪い言い方ですけど、単純なVistaアレルギーとそれでもOSを更新して行かざるを得ないユーザーの立場として、7なら言い訳が立つみたいなところで売れてるのかなあと。

一応期待していただけに、個人的には7の出来はかなりがっかりな感じで、MacOSを志向したという言葉通り、インターフェイスはこれまでの常識や経験の延長ではなく新たに直感で選択することを強いられる形に変わってしまい、メーカーが指示する方法ではない操作は設定させない・使わせないスタンスのMacOSと同じ不便さが目立つようになってしまっています。

お試しで入れてみたものの、うちのVAIOではVistaでも7でも体感スピードは同じだし、それなら余計なことばかりしてこっちの言うことを聞かない7よりVistaのほうがいいかなあと、現在ダウングレードすることも検討中。あり得ないと思われるかもしれませんが、以前もXPが嫌いでVista導入まで2000を使っていましたし、Vistaのほうが使いやすいなら7は飛ばしてしまっても問題はないでしょう。

Windowsがマイナーバージョンアップで余計な機能ばかり積んで変な方向に行ってしまうのはもはや伝統とでも言うべきで、コアシステムだけあれば後の機能はフリーソフト等で固めてしまう自分にとっては2000やVistaのようなマイナーチェンジ前のWindowsのほうが扱いやすいのです。

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このページは2009年11月16日に書いたブログ記事です。

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