初音ミク、打ち込み音楽の機械として

車に乗っていつものようにラジオを付けたら、なんだか聞き覚えのある声が・・・ちょwwwミクさんwwwwwwww何やってんすか?ここNACK5っすよ!? 何故か焦る俺を置き去りにして曲が終了すると番組は通常進行。特に何かの特集だったわけでもなさそうでした。えー、なにこれー?

初音ミクって意外と一般に認知され始めてるんですかね?
まあそういうことにして。

知人にその話をしたら「あんな機械声、断固として認めん!」と言っとりましたが、あのいかにも変な音のする電子ピアノ・フェンダーローズがジャズシーンに欠かせない楽器になっていったように、独特の機械音声を逆に武器にした曲あるいはジャンルというのが今後ある程度の市民権を得ていくんではないかと、自分は、まあ己の願望混じりに期待しているところがあります。

更にその知人とVocaloidについて語り合う中で自分が「Vocaloidは打ち込み音楽の一種だ」と発言したところで、ふと随分昔に読んだ電気グルーヴのインタビューを思い出しました。確か「自分はピアノが弾けないんだけど、打ち込みで音楽を作る場合は生演奏では指の本数が足りなくなるような曲でも平気で書けてしまうのがむしろ強み」とこんな感じのことを言っていて、なるほどなあと感心した話。Vocaloidの曲でもこれと同じように呼吸やオクターブ幅の関係で実際には歌えないようなものが書かれるようになってくると、音楽という物自体の幅が少し広がるのではないでしょうか。

・・・話が大きくなりすぎました。
今後技術が進展するにつれてVocaloidの機械的な違和感は徐々に薄れていくのでしょうが、個々の例を引くまでもなくわざわざ機械っぽく加工した生身の人間のボーカルが支持を受ける昨今では、今の初音ミクくらいの嘘っぽさもありなんだと思います。現在進行形のレトロフューチャー歌手としてミクさんにも引き続き活躍していただきたいと思う次第。

そういえばフェンダーローズの後釜に収まったのがYAMAHA DX7だったなとwikipediaを読みながら思い出しました。何を隠そう初音ミクのデザインモチーフになったのがDX7です。フェンダーローズの・・・後釜・・・ねえ・・・。本当にこの子にはこういう"力"みたいなものがあるのかなと、妙なオチまでついてしまいました。

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このページは2010年9月18日に書いたブログ記事です。

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