下手の考え・・・

休むに似たり、というよりむしろ有害だった話。
やる気のある無能は撃ち殺すのが一番いいと父方の祖母も言っておりました。

メインPCのオーディオはサウンドカード・ASUS XONAR D2/PMがSP/DIF接続でONKYO GXW-5.1につながっていて、今型番をネットで確認したらスピーカーが既に10年前のものだったと発覚しつつも、まあ少しはいい音が出るはずの構成です。それなのに音が良くない。

iHOME iP99(ショートレビュー参照)のSRS音響に「おお、すげー」と感心し、4000円のヘッドホンに満足している、ファストフード食べ比べのようなレベルの自分が聴き比べてもメインPCの音はどうも変なのです。楽器ごとの音やボーカルが混ざってしまっている感じ・・・フルーツポンチの材料で食べ物作ったら全部まとめてミキサーにかけたのが出来たみたいな・・・なんだこの例え・・・で、サラウンドスピーカーなのに音が自分の中心を射抜いている感覚がありません。iP99なんかはスピーカー2つでも頭の中で音が鳴っているように聴こえるくらいすごいのに。

豊富に用意されたXONARのオプションを駆使しても、やればやるほど音がおかしな方向にいくため今度SRS搭載のスピーカーにでも買い換えようかななどと思っていた矢先、何気なく「入力2」の方に繋いであるXbox360で音楽を再生させていたらなんだかすごくいい音が出ていることに気づきました。・・・えーっと、もしかしてこれ、エフェクト無しにした方がいい音でるんじゃないの・・・?

XONARのコントロールパネルでDolbyDigitalLiveを切り、DolbyPrologicIIを切り、イコライザも全部切り、出力をSP/DIFパススルーに切り替えて、アンプ側エフェクトでDolbyPrologicIIのみオンに。それではAppleロスレスで保存してあるファイルの中からHerbie HancockのCantalope Islandを再生させてみます。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
少し湿り気を帯びたピアノの上をサックスが掠れた音をたてて縦横に滑っていく、ああ、これこれ。Cantalope Islandってこういう曲ですよねえ(嘘くせえ!)。とりあえずミキサーにかけられてぐちょぐちょに混ざっていた代物が、きちんと形を保ったまま個々の味を主張するフルーツポンチに戻ったのは確かです。

なんだかものすごい回り道をしていたようです。
エフェクト全オフのデジタル出力が最高のセッティングでしたって、もしかしてこれ、XONAR自体要らなかったんじゃないかと。そう考えると二重のショック。いや、ASIOドライバとか24bit出力とかEAX対応とか、XONARじゃなくちゃいけない部分がどこかにあったはず・・・はず・・・。

泣きたい。

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このページは2010年11月 7日に書いたブログ記事です。

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