とうとうエルピーダが潰れちゃいましたね・・・。
メインPCで使用中の4枚を始め、我が家にはエルピーダのメモリがごろごろ転がっています。メモリはInfineon、Micron、Elpidaしか買ってなかったんですけど、Infineonも随分前に潰れちゃって、手持ちのメモリで生きてるメーカーはMicronだけになっちゃった・・・。
"半導体は産業の米"なんて言葉がありました。
額面通りに読めば「そのくらい半導体っていうのは重要なものなんだよ」って話なんですが、その"米"を日本人が作って世界中にばらまいているという事実が我々のにとって心底誇りに思えた時代が、ほんの十数年前まであったんです。それを踏まえて今回の倒産を指して日の丸半導体の凋落なんて表現するニュースもありましたが、今回のケースは技術で負けたのではなくそれだけDRAMの生産が簡単な時代になったという方が正確でしょう。
わざわざElpida製メモリを探し出して買っていた自分でさえ「こんなもん他の連中に作らせとけばいいのになあ」と思っていたくらいで、どうして日本のメーカーがこんな割の合わない分野で勝負を続けていたのかと考えると、結局この"半導体は産業の米"という言葉故に意地になって作っていた部分があったのかなと、ふと思ったりしました。
日本の国力が一時の異常加熱を終えて本来あるべき場所に戻りつつある今、本当に残すべきものは何なのかよく考える必要があります。それ以外の物は果断に捨てていかないとElpidaと同じ道をたどる企業・事象は増えるばかり・・・まあ結構今の生活にみんな慣れてきた感はあるので、自分がこんな心配してなくても邪魔になった物は今後どんどん捨てられていくと思いますけどね。
今の時代、過去の栄光にすがる生き方はしたくないものです。