2012年12月アーカイブ

しばらく前から「動画再生専用ディスプレイ」なるものを導入する妄想に取り憑かれました。

解決すべき問題は多く
・PCとは独立して動作可能
・動画の粗が目立たない
・音声もそれなりの品質を維持できるもの
と、ぱっと思いつくだけ挙げても全て解決するのは意外に難題です。

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一番単純なのはタブレットを適当なところに括り付けてディスプレイにしてしまう方法。

NEXUS7あたりなら一般的な液晶を買うよりよっぽど低消費電力で価格も安いし、ドットピッチが狭ければ動画の粗も目立ちません。ちょっと面倒そうなのは本体スピーカーではあまりに貧弱なオーディオ回りを、既存のサラウンドスピーカーに出力する方法ですけど・・・。

まあいいや、ちょっと使い心地だけ試してみようと、いつものように両親所有のNEXUS7を強奪。DLNA再生ソフトを入れて再生させてみたらWiFiが速度不足で詰まりました・・・となったのは先日ここにも書いたとおり。タブレットに内蔵されてるWiFiって、こういう用途で考えると非常に遅いのよね。

ついでにこれも以前の記事からの繰り返しになりますが、NEXUS7で再生した動画ってやっぱりコントラストが白っぽく飛びます。うーん、汎用機としては好きなんだけど、今回は君、色々ダメ。失格。

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次、AppleTV。
ぬるっといつの間にか自分の所有物リストに追加されていた小粋なガジェット。

世間の注目を一身に集める他の兄弟達と比べるといまいち地味な存在ですが、iPhoneやiPad等で再生出来る写真・音楽・動画ならほぼ全てHDMI出力にしてテレビやディスプレイに出力できるという割と大変な特技を持っています。

AirVideoとかStreamtomeとかのリアルタイムエンコード機能を持ったストリーミングサーバソフトと組み合わせると、flvやwmaといったちょっと扱いの面倒なファイルでも再生可能。

「これってHDMI出力の隣に付いてるS/PDIF出力をPCのS/PDIF入力に繋いどけば、PCの音出しながらAppleTVの音声もモニター出来るんじゃね・・・?」と考えついてやってみたら、これも出来ました。凄いなあ、お前。

ただ中身が他の兄弟と共通ということでWiFiの転送速度が控えめで、動画が本気を出すとやっぱり詰まります。有線100MbpsのLANでネットワークに繋ぐようにしたら症状がだいぶ改善したものの、ストレス無く常用できる速度かというとやや微妙・・・。

もう一つ良くないことに、HDCPの判定がやたらとうるさく、「液晶ディスプレイにケーブルで繋いであるんだけど、今はディスプレイの表示を切り替えてPCの画面を表示させている」ような状態で、音楽だけ再生しようかなとクライアント(iPhoneやiTunes)を操作すると即エラー画面になります。

こうなると再び操作するためにはいちいちディスプレイの表示をAppleTVにしてやらなくてはならず、"嫉妬深さ"に辟易。ちょっと無理。いずれまたうまい使い方を思いつきそうな気がするので、とりあえずの両親のところのテレビの脇に「これ凄えんだぜ」と言って置いてきました。

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かくなるうえは町でズンドコいわしてる車が大量に積んでるとこを偶に見る、車載用の小型液晶でも買ってきましょうか?

調べる→安い!? して、スペックは・・・大体「iPad miniの画面サイズにiPhone3GSの解像度」な感じ。

うわー、すげえや(棒)。
次。

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「なんだよもー、WiFiが早くて7インチくらいのタブレットだよ!その程度のもん、なんかあんでしょ?」とAmazonさんに泣きつく俺。その瞬間、Amazonさんの目が今まで見たことない輝きを放ちました。うわ、なんかヤバいこと言ったか俺。

Amazonさん:Kindle Fire HD~!!

・・・は?
え? そうなん???

ディスプレイの解像度・ドットピッチはNEXUS7と同等で、本体スピーカーもドルビーが云々いうくらいならまあこだわってはいるんでしょう。そしてなによりWiFiがMIMO対応のデュアルアンテナで通信速度超重視。

マジか。

さらに横持ち前提でUSBポートの位置が設定されてるのもナイス。これだけやって価格が安いってことはCPUの処理能力あたりに難があるんでしょうけど、とりあえず動画なんて今時アクセラレータさえちゃんとしてればCPU性能は二の次でも動いちゃいますし、個人的には特に他に要求はありません。

うーん、遂に考えがまとまった感じが・・・。

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用途的にGoogle Playを復活させるなどの改造が前提になるため、まずは日本語版予約組のレポートを待とうと考えつつ、「タブレットホルダーをあそことあそこにおいて、充電ケーブルは・・・」と気持ちは既に環境整備の方に移っております。

 

無事iPhoneにGoogleのマップが帰ってきたようで。

まず、何故Appleの気が変わっただけでiPhoneからGoogleのマップそのものが無くなってしまうのか、いまいちその理屈が分かってなかったんですけど、今までのは"AppleがGoogleにデータ使用の許可をもらって、Appleがアプリを作ってた"らしい。今度のアプリは"Googleがアプリを作って、Appleに許可をもらうようになった"ので、許可の主従が逆転したというわけです。

この逆転のためにAppleが無茶して、我々ユーザーまでとんでもない代償を払わされているんですがそれはまた別の話。以下遂に本気を出したGoogle MAPを使ってみての雑感。


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Apple製マップ Google製Google Maps


まず起動してみると、インターフェイスが今までのと全然違います。
Google先生が「ぼくがかんがえたさいきょうのマップアプリ」とドヤ顔で見せつけてくる姿が目に浮かぶようです。今までのマップピンを多用するインターフェイスが無くなって使いづらいという声も一部にあるようですが、個人的には画面にタッチするたびに用もなくブスブス刺さっていくマップピンに苦労していた方なので、まずは好印象。

ここからあまり良くない話ばかり。
目的地検索を試すと、かなり適当なキーワードを入力してもきちんと候補リストが表示されるあたりはさすがのクオリティ。ただ、期待のターンバイターンナビはNEXUS7のものを見てしまった後だとナビゲート関連の情報の少なさにちょっとがっかりします。


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iPhone版Google Maps NEXUS7版Google Maps


進行方向に応じて自動で地図の向きが変わるヘディングアップモードに切り替えると、勝手に地図が斜めな3Dビューになるのも個人的にはストレスの素。広域の渋滞情報が見たいのに、これじゃ遠くの方の状況が全く分からん・・・。

色々試行錯誤したところ、ヘディングアップモードをオンにして画面が斜めにアニメーションしていく最中に2本指で画面を下から上になぞると、角度変更してもヘディングアップモードが解除されにくいことを発見(?)。しかし別の場所を見ようと画面スクロールさせたあと、再びヘディングアップモードに戻すと、また倍率も角度もデフォルトに戻ってしまってイライラ・・・こういうのは設定でオンオフ切り替えられるようにしていただきたい。

音声入力の精度についてはGoogleではなくAppleの問題なんでしょうけど、固有名詞を苦もなく聞き分けるNEXUS7のものに比べるとかなり見劣りする印象。

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このところずっとネタを引っ張ってきた車載タブレットの選定について、今までのiPadは「まあ現状マップアプリがあんなんだからなー」と酌量の余地があったぶん採点がかなり甘めになっていましたが、足並みが揃ったところで見比べると"カーナビ代わりに使うタブレット"に用途を絞った場合の決定版は・・・NEXUS7!!・・・と、まあこうなるのは仕方ないか。

個人的なコンペティションはこの後カーナビ実機+iPhoneのタッグとの対決になるので、実際に我が愛車にNEXUS7が積まれる可能性はかなり薄いものの、「カーナビなんてスマートフォンかタブレットで十分」なんて人にお勧めする場合のベストチョイスはNEXUS7。そういうことにしておこうと思います。

 

iPadが欲しいような欲しくないような感じだけど、どうせ買うなら車載まで考慮してGPS付きのが買いたい。ただGPSはLTE回線モデルにしか付いてなくて、どうせ来年末とかにLTEでテザリング出来るiPhone5S(?)とかに換えたら、iPadのLTE回線って無駄だよなあ・・・なんて考えながら昨日発表になったauのiPad向けプランを見ていたら、ちゃんとパケット定額の下限が0円になるプランもあるんですね。

というステマ。
私ももちろん使っています!と言いたいところですが、そういえばRetinaディスプレイのiPad miniが欲しいのを思い出したので、まだ買いません。来るべき時のためにここにメモ。

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