【前回までのあらすじ】
UPSを復活させたら、繋ぐべきサーバーが部屋から追い出されていたでござる。
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もう一度サーバーを自室に戻すべく置き場所を探し回り、液晶ディスプレイの裏側・スピーカーの隣に、スピーカーと同サイズのマシンを置くことにしました。
外形寸法は縦×横×奥行・260×150×210(mm)。これにMiniITXマザーボード、STX電源、3.5インチHDDが内蔵できるケースが欲しい。
正直な話、手作りに絶対的なこだわりがあるわけではないので市販で合いそうなケースがあればそれで済ませるんですけども・・・3.5インチHDDが入るケースは電源がAC電源になってしまい、SFX電源が入るケースには3.5インチHDDが積めません。じゃあ作るか。
できました。
実制作期間は3日ほど。
工夫したところ。
マザーボードがフロントに色々なパターンで光らせられるLED搭載の製品だったので、前面を一部アクリルにして光っている様子が見えるようにしました。上面のボリュームノブみたいなのが電源ボタンです。
実際に光らせてみると、とてもうざい。
LEDでピカピカ光るPC好きじゃないんすよ。ならやるなよ。間接照明的な光の見せ方にすれば少しは違ったのかもしれません。専用のツールで制御可能なので普段は切っておこうと思います。USBポートの間で光っているのはHDDアクセスランプです。
フロントのメッシュ部分はステンレス製。掃除しやすいように着脱式にしたら、2方向から手が入れられるようになり、狭い内部のメンテにはとても便利で気に入りました。
中身。
いつも電源ケーブルの収まりの悪さに苦労させられている経験から、可能な限り電源周りのスペースに余裕を持たせる設計にしたものの、実物を入れてみるとやはりきつきつ。
自分の作るケースではお馴染みの後方吸気前方排気形式のため、電源の置き方は前後上下が通常とは逆になります。
背面を壁にぴったりくっつけて置くことを想定し、ケース側面に外部ケーブルの差込口を設けて更にそこから電源本体へのケーブルが伸びています。以前のケース作成でも使ったAinexのL型細身電源ケーブルは、もはや自分にとって不可欠と言ってもいい存在。
背面。
こちらも壁にくっつけて使用するためにやや癖のある作りになっており、マザーボードを奥まった位置に配置することにより、バックパネルに挿したケーブル類を90度曲げて側面から引き出すスペースを確保しています。
連装8cmファンはケース内側に装着するつもりだったんですけど設計ミスで他の部品と干渉してしまい、とりあえず外側に付けたらここだけ雰囲気が異様に・・・。薄型ファンに交換すれば解決できますが、買い換えるのももったいないし当面このままの予定。
これはAmazonで見つけたUSBポートに挿すLEDランプ。
バックパネルに付ければ、ケース後方から射し込んだ光がヒートシンク等をシルエット状に浮かび上がらせ、なんかいい感じに・・・という予定でしたが、実際にやってみたらごちゃごちゃしたケーブル類が見えただけで別に格好良くありませんでした。
CPU冷却に使っているのは,、おもちゃ箱を漁ってたら出てきたサーマルコンポーネント製のSocketA用クーラーで、適当に作ったリテンションでマザーボードとボルト留めしてあります。
当時1GhzのAthlonでも冷やせると話題になっていた記憶があり、SkylakeなPentiumなんぞ余裕で冷やせちゃうんだろうと思っていたんですが、調べてみたらTDPはほぼ一緒でした。一応負荷テストも実施しており、最高温度で50度と実用上問題ない性能を発揮してくれています。
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ガラにも無く採り入れた光関係のギミックがほぼ不発に終わった点は残念でしたが、コンパクトさとメンテナンス性を両立した佳作と言っていい出来のケースになりました。
まあ普段はディスプレイとタブレットの裏側に隠れちゃうんであんまり見えないんですけど。
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