修理したのはHP Compaq 6730bという古~いラップトップPC。
結論を先に言いますとCPUクロックが200Mhzに固定されていて、なんだこりゃと原因を探ったらACアダプタが劣化していたせいでCPUクロックが落とされていたのが原因でした。
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「先生大変!うちのパソコンちゃんが息をしていないの!!」
「だってこれ7年も前に買ったやつですよ、もう寿命でしょう・・・っていうか起動しますけど?」
「動くけどとてつもなく重いんだよ」
「おお、すげえ。起動音が処理落ちで音割れして爆撃されたみたいになってる」
ここ一ヶ月ほどMSに腐りきったWindowsUpdateを喰らわされて息絶え絶えになっていたPCを何台か治していたため、またかよとWSUS Offline Updateでマニュアルアップデートを実行。無事動作することを確認してその日はお帰りいただきました・・・が、数日後
「先生大変!うちのパソコンちゃんがまた息をしていないの!!」
「もう捨てましょうよ」
「そう言わずに見てくれよ」
もうこういう仕事でも始めようかしらと思いながら件のPCを開いてみると確かに劇重になっています。タスクマネージャで殺せる限りのプロセスを殺してみるもCPU使用率は100%に張り付いたまま。HDDの転送速度に問題があるのかと計測してみたものの全く問題なし。一通りのことはやってしまって手が無くなったとHWMonitorでシステム状態を確認してみると・・・
「うっはwwwCPU倍率が1倍に固定されててクロックが200Mhzから動かねえwwwww俺が初めて触ったPentiumマシンが166Mhzだったからアレよりはマシかwwwww」
「あーもーこの人なに言ってんだかさっぱり分からないよ・・・」
「まあエンジンは全開なのにギアが1速にしか入らない車みたいなもんですね」
Windowsの電源プランをいじってもダメ。BIOSにCPU倍率を設定する項目は無し。そもそもこのオーナーがそんなところいじるかなあ・・・と、こちらのページを参考に電源プランの設定を変えようとしたら、下の方に「HP CompaqのノートパソコンはAC電源が劣化するとCPU速度が低下する」という記載が・・・んん???
幸い代わりのACアダプタがすぐ調達できる環境だったため、差し替えて起動してみると・・・今までの苦労は何だったんだ。とりあえずオーナーは大喜びで復活したPCを抱えて帰って行きました。うーん、ACアダプタが原因だとすると、WSUS Offline Updateでアップデートした直後にまともに動いてたのが謎なんだけど、まあいいか・・・。
HPはシステム関連のソフト山盛りにプリインストールするくらいなら、関連する通知のひとつくらい出してくれよという愚痴で終わり。
貴重な情報をありがとうございました。
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