2008年9月アーカイブ

最近ホラー・パニック系映画をSFと勘違いして借りてきてしまうことが多い。
「誰もいなくなっちゃった」「街が廃墟に」の原因を何故揃いも揃ってクリーチャーに求めるんですかハリウッドは。毎度毎度「あれ?こんな映画なの?あれ???」みたいな、一人やたらおろおろしながら見る羽目になるいい大人の身にもなっていただきたい。

まあ借りて来ちゃった以上、もったいないから全部見るわけですが、いつものようにぬるぬるクリーチャーが出てきたのに今回のは特に怖くない。登場人物はキャーキャー言ってるけど・・・あ、なんか小さいのが出てきた、カサカサカサって、イヤー!ギャー!!

そういえば「でっかいの」が出てきて怖かった映画って記憶にありません。初代ゴジラを劇場で見たというお方と話をしていて「ビルの向こうを同じくらいでかい影が横切っていくわけだよ、な、分かるだろ?この怖さ?」と言われたときには、気持ちは分かるんだけど、どうもピンとこないんだよなあと思ったものでした。

カサカサが出てきて一気にギャーとなってふと思うと、現代人のメンタリティにゴジラ的脅威というのはそぐわなくなってきたのかもしれません。ゴジラとは圧倒的な力の固まりであり「このままじゃ日本が壊れちゃう」怖さがある反面で、少し離れて見ているぶんにはあまり怖くなさそうな印象があります。ゴジラはあくまで”個”なので、単体の”個”と自分が向き合う羽目になる機会は実際のところあまりないだろうなあ、と。

対してカサカサやエイリアンは”個”がはっきり自分を狙ってきます。三人称と一人称の怖さの違いと言っていいかもしれません。今の人間・・・というかまあ、少なくとも自分に限って言えば、社会が壊れることへの恐怖はきわめて希薄で、自分という”個”が脅威と対峙する段階になって初めて恐怖を感じるような精神構造になっていると、勘違いして借りてきた映画で変なことに気づかされてしまいました。

これが現代社会のメンタリティと括ってしまえれば簡単なんですが、どうも昔から「ゴジラが攻めてきたときに逃げる避難民と逆方向に走っていける生き方をしたい」と言っていたあたり、根はもっと深いところにあるようです。それが何なのかは不明。

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愛用のラップトップはSharp Mebius MURAMASA・MT2-S3。
一時期絶滅しかけた極薄ラップトップPCの草分け的存在であり、別の視点では投げ売りの代名詞。
シンプル&ストイックな魅力で長らく使い込んできましたが、最近液晶やバッテリーの老朽化が目につくようになり、Celeron700MhzのCPUはiTunesを起動してしまうとその他のプログラムとの併走がやや心許ないという運用上の問題も出てきました。

で、先日のキーボード買い換えの折、ふと話題の低価格ミニノートPCというやつをさわってみたところ、意外にも動作が快適で操作感も悪くない。もちろん値段的にもお手頃で、一気に気になる存在になってまいりました。

まあ安さの分、隣においてあった国内メーカー製品と比べて液晶の視認性なんかがかなりアレな感じなんですけど、出先でちょっと開くのに今の村正のA4サイズは大きすぎるし、あのくらいのサイズのミニノートが理想的なんじゃないかと思えるわけです。

とりあえず調べてみたのはASUSのEee PC 901。
バッテリー駆動時間実測4時間でHDDではなくSSD搭載で59,800円かあ。悪くないなあ・・・。

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再び久々の更新。
今までなにをしていたのかというと・・・キーボードが壊れていました。

Windows2000のインストール画面で「その他のキーボード」を選ぶと出てくるPC98配列USBキーボード。
我が家のシステムの中ではダントツの古参で8年もの間使い込んできた、もはや体の一部のごときキーボードがなんだか焦げ臭いと共に星に・・・おおお・・・。

まあ悲嘆にくれていても仕方がないので後継を買うことにしましたが、さすがにPC98配列キーボードという奴はどこを探しても売っていません。リサーチしているうちにだんだんどうでもよくなってきて近所の電気屋で売っていたELECOMのTK-UP04FPというのを買ってきてしまいました。

購入したポイントは値段。3000円くらい。安すぎず、まあ高くもなく。
あとは打鍵音がばかばかうるさくない。エンターキーが大きい。全体がコンパクトで場所を取らない。
そのくらいの理由。

8年も同じキーボードを使っていると交換してもなかなか馴染まないかと思ったら意外にそんなこともなく、ファンクションキーが横一列で並んでいるせいで誤爆しやすい点以外は特に問題もなく、我が家のシステムに収まってしまいました。

ありがとう98配列キーボード。PC98の血筋は途絶えても俺のルーツは忘れないよ。
さて、今度の最古参パーツはなんだったか・・・ああ、間もなく8年くらいになる自作ケースか。
あいつも案外長生きだな・・・。

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新しく手に入れた8800GTのことをうなうな書いているうちにGoogleが新しいブラウザをリリースしましたね。即ダウンロードして使ってみたのは言うまでもありません。

確かに軽い、そしてインストールするだけで一通りの機能が使えてしまうお手軽さ。Googleの目指したところははっきりと達成されているんですが、うーん、なんか、それだけなんだなあ。

AppleやGoogleが好む「細かいことは全部PCがやってくれます」という設計思想は相変わらずなじめず、一通り使ってみて、いざ設定をいじろうとするといじれる項目がほとんどないオプション画面に呆然とさせられるのもいつもどおりの展開。

まあ、携帯やミニノートに積むべき(というかベースは携帯電話用ブラウザなんですけど)ブラウザといったところで、「使い込む道具」であるところのPCで走らせるブラウザじゃないですね。早さはとにかくすばらしいのでFirefox拡張のIE Tabのごとく、レンダリングエンジンだけをGoogle Chromeに切り替えるFirefox用拡張でも出ないかなと、感想はそんなところでした。

リリース後に早速セキュリティ上の欠陥が指摘されたり、むしろそれそのものがスパイウェアまがいのソフトなのではないかなど、物騒な続報ばかりが続いておりますがはてさてどうなりますやら。

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後知恵なんですが、XFXのリファレンス8800GTは新旧ファンの両方があって、それぞれ型番が違うわけです。

旧ファンがPV-T88P-YDFPで、大口径新ファンがPV-T88P-YDQ4。別商品扱いで値段も違うはずなんですけど・・・手元にあるPV-T88P-YDFPはパッケージやボードに貼られたシールもPV-T88P-YDFPなのに明らかにファン口径がでかい。ロットアップで区別がなくなったんでしょうか。

おおお・・・気分はまるで伝説の剣を拾ってしまった村人A(その日の晩に魔王軍の襲撃を受け村ごと皆殺し)。これが伝説の新ファン・・・震える手でマシンに装着し、スイッチを入れると・・・
『ブィヤーン!!!!!』
ウワーイ!
・・・誰だ!新ファンが静かで冷えるなんて言った野郎は!?

温度を測ってみると大口径爆音ファンのおかげで確かに冷えていますが、とにかくすごい爆音です。そりゃあファン径が10mm程度大きくなっただけで全ての問題が解決したら誰も苦労しないだろう、常識的に考えて。
ここは慌てず騒がず以前レビューでも使ったHR-11を取り付けてみるのがジェントルマンの対応。起動してフィンに熱が回っているのを確認しつつ、ファン回転速度を落としてみると、ファン速度50%でアイドル65度・全開時75度程度に改善されました。この程度のノイズなら蓋を閉めて机の下に押し込んでしまえば気にならないですし合格でしょう。

思いがけずいいものを手に入れてしまいました。
が、使い道がありません。ここは思い切ってSLIでもしてみましょうか。うーん・・・微妙。

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