「あ!やべ。今日やっぱ秋葉原行くべきだったわ」
「何ですか急に」
「だっておめー、今日はいわゆるコミケの日だったんじゃね?」
「ほう、見所のある人々がぞろぞろと的な」
「そう、そんな環境でプチ自分いじめ的な」
「正直秋葉原歩いてる連中は普段からすべからくそう見えます」
「あ!」
「今度は何ですか」
「見ろ、噂をすればあの二人組。見まごう事なき」
「アントラーズサポ!」
「お!」
「レッズサポ!」
「やばいぞー、いつの間にかここは巣窟だ」
「なんか方向性違ってきてません?」
「っつーか、少なくともこの場所この状況でアキバ系を探すのは困難だな」
「疑うと背広着ている奴以外全部そう見えてくるという」
「で、レッズサポに囲まれたわけだが」
「アキバ系に囲まれるよりはマシでしょう」
「気持ち!」
「殺されますよ」
「皆目が反省の目になっている」
「負けたんすかね」
「そして今日のダイジェストと今後の展望を語る前三人組」
「職場の先輩をひたすら絶賛し続ける後ろ二人組」
「人は皆、すべからく痛い」
「我々自身、端から見たら痛いでしょう」
「ニヤニヤ笑いの目つきの悪いのが二人」
「僕はそこまで悪くないですよ・・・ってかしゃべりながらメモ取るのやめてください」
「今日のネタこれだから」
「はいはい」
後で調べたらレッズ勝ってました。